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映画の備忘録(2021年2月)

2月の備忘録です。
今月は『すばらしき世界』ですね。余韻を味わってたら、2月が終わりました。しばらくは半端な作品は観られなかった。同日、スペインの不条理な作品『プラットフォーム』も観たのですが、こちらの記憶は消し飛びました。では、以下より。

ガメラ2 レギオン襲来(1996)

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https://filmarks.com/movies/14910

ガメラ 大怪獣空中決戦』に引き続いて、ドルビーシネマで鑑賞。ガメラの造形は猛々しく、甲殻類と昆虫を合わせた、レギオンのデザインも美しい。自衛隊の活躍にも痺れる。しかし、水野美紀が可愛さが印象に残った。圧勝。それでもいいのだろうか。調べたら、監督の惚れ込みが異常だったらしい。なるほど、真冬のミニスカートの理由はそれだったか。あまりにも不自然だぞ!
もちろん、本筋も面白くて、ハキリアリの生態を擬えた設定はユニークで、日本SF大賞受賞も頷ける。そして、特撮がすごい。作り物だとは思いつつも、物理的な破壊には説得力が生まれるね。CGの作り込みを超える。

ジュリエッタ(2016)

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https://filmarks.com/movies/66850

ポスターのビジュアルが秀逸。印象に残る。
「昏睡状態の女性とその伴侶」の設定はアルモドバルの好みなのだろうか。『トーク・トゥ・ハー』と同じだ。主人公は、父の行いに憤りつつも、それは自身の夫、ショアンの馴れ初めとも重なる。次々に悲劇が巻き起こり、感情は置いてけぼりだが、ゆえに、合理的な展開も望まないので、ご都合主義でも構わない。好みは分かれそう。

すばらしき世界(2021)

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https://filmarks.com/movies/87364

傑作。早計ですが、今年のベストなのでは。
個別に記事を書いたので、詳しくはこちらを。

トマホーク ガンマンvs食人族(2015)

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https://filmarks.com/movies/65213

説明は不要。タイトルに惹かれたならば。
ドンパチのシーンは終盤なので、前半はかったるいかも。私は楽しみました。西部劇には疎いのだが、しっかりと西部劇に思える。ただ、まともな西部劇は食人族とは戦わなそう。
戦闘のタッチは『ブルータル・ジャスティス』と同じで、渇いてる。適切な表現とは言えないが、屠殺の描写が最悪で、発想が酷い。酷いのだが、淡白にも見える。ひょっとしたら、バイレンスな描写のこだわりは薄いのでは。どうなんだい、S・クレイグ・ザラーよ。 

ヤクザと家族 The Family(2021)

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https://filmarks.com/movies/90932

『すばらしき世界』とも通じる、道を誤った人間の生きにくさが描かれるのだが、こちらは希望が少ない。とりわけ、現代のパートが重くて、悲しい。ただ、フィクショナルな重さにも思える。それは『ヤクザと憲法』を観てるからだろう。リアルな描写ならば、あれには敵わない。リアルに近付ければ近付けるほどに、ドキュメンタリーの凄みが勝るのかも。比較は野暮だとも思いますが、難しいですね。
序盤と中盤は、義理と人情のヤクザの世界で、エンタメだった。画面はざらつきつつも、色彩が豊か。配役も大満足で、綾野剛尾野真千子のかけ合いも愉快。個人的には、マル暴の岩松了が大好き。

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019)

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https://filmarks.com/movies/84681

ギャスパー・ノエの最新作です。観ますか、観ませんか。
ドラッグを扱う映画が嫌いなので、不得手な監督のひとりなのだが、前作『CLIMAX』は面白かった。この辺りの好みは、自身でもわからない。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のLSD漬けの煙草と、顛末は大好き。『トレインスポッティング』はつまらなかった。
『ルクス・エテルナ』には、ドラッグは出ないが、てんかんの発作の疑似体験を味わえる。これは、ドラッグの疑似体験よりもエグい。なぜなら、実際に視覚がつらいから。要するに、ポケモンのあれです。懐かしいね。