水辺

日記/雑感

日記(2023.12.2)

自宅に食料が見当たらず、友人にもらった変わり種の羊羹、小倉バター羊羹を食べる。コーヒーに合うらしいので、豆を挽く。コーヒー豆の残量も僅少。先日、友人とも話したが、私は食料のストックが少ないらしい。お菓子も少なく、冷凍食品、レトルト系の食品も滅多に買わず、食材も次の休日までの分しか買わない。次の休日に買い出しに出るとも限らないのだが。

阿佐ヶ谷をふらつきたかったので、ゆるゆると向かう。毎月、第一週目の土曜日に催される阿佐ヶ谷神明宮の骨董市を覗く。14時過ぎに着いたらすでに終わりかけで、ほとんどが撤収中だったが、蟹の箸置きの群れに目が留まる。うつろな目がキュートで、2匹を連れ帰ることに。ランチタイムに間に合うので、行きたかったおうどんのお店、トーホーセーソーに駆け込む。熱々のつけ汁と柔らかめのおうどん。野菜がたっぷりで美味しかった。

阿佐ヶ谷の定番のコースを巡る。古着屋、古本屋を物色。成果は得られず。アウターが欲しいのだが、痺れる出会いに恵まれない。本が読みたかったので、gionに向かうが満席。行きたかったお店もいざお店の入り口まで来ると、一見には入りにくい雰囲気だった。今日ではないと扉に囁かれる。西荻窪に移動。村田商會へ。店内は満席だったが、入れ替わりで入店。ようやく、読書の時間を得る。『哀れなるものたち』を読み進める。退店後、吉祥寺へ。道中、FALLに立ち寄る。先週も来たが、先週はなかった商品を見つける。陶製の奇妙な猫の置き物。あまりの可愛さにお持ち帰り。バッグに蟹が2匹と猫が1匹。小さきものたちを連れ帰る。

湯気ちゃんと合流。染まったばかりの髪が綺麗だった。光の色に見える。光の色は何色だろうかとも思うが、光の色だった。夕飯は、白菜と豚バラの鍋、簡単なおつまみを作った。人と料理を作るのは久しぶりで、若干の緊張。食後、是枝裕和歩いても 歩いても』を雑に鑑賞。発端はクリスマスの過ごし方の話で、家庭ごとに違いが如実に現れるみたいなことだった。私の話の繋げ方がめちゃくちゃだが、既視感を覚える生活感、生々しい家族の描写を見せたかったのだろう。あまりにも恐ろしい樹木希林の演技には毎度脱帽。樹木希林、最強の時期だ。